鏡で見た頭頂部の地肌にショックを受けた日
私が自分の頭頂部の薄毛を確信したのは、皮肉にも美容室での出来事でした。担当の美容師さんが後ろ姿を合わせ鏡で見せてくれた際、照明の下で白く輝く地肌がはっきりと見えたのです。それまでは「少しボリュームが減ったかな」程度にしか思っていませんでしたが、その現実に強いショックを受け、帰り道は足取りが重かったのを覚えています。それからの日々は、エスカレーターに乗れば後ろに立つ人の視線が気になり、強い日差しが照りつける日には頭皮が焼けるような不安に駆られるようになりました。しかし、落ち込んでいても髪は生えてきません。私はまず、自分の生活を徹底的に見直すことにしました。深夜までの晩酌を控え、髪の主成分であるタンパク質を意識した食事に変えました。また、育毛剤を導入し、毎晩欠かさず頭皮マッサージを行いました。最初の三ヶ月は目に見える変化がなく、何度も諦めそうになりましたが、半年を過ぎた頃、ふと鏡を見ると地肌の面積が少し狭くなっているような気がしたのです。一本一本の毛が太くなり、コシが出てきたことで、全体のボリュームがアップしていました。この経験を通して学んだのは、頭頂部の薄毛は一朝一夕には改善しないものの、正しい努力を続ければ必ず応えてくれるということです。現在、私は帽子なしで外出できる喜びを噛み締めています。もし、かつての私のように鏡の前で立ち尽くしている方がいるなら、まずは自分を信じて今日から何か一つ、ケアを始めてほしいと伝えたいです。